百姓作業記録@はてな

週末百姓の作業記録

2012年4月6日の作業記録

西瓜の種蒔きに備えて水に漬けといた種を選別@自宅

3年前に近所の花壇に西瓜の食い滓が捨てられたのだが、
翌年(2010年)発芽したので、1苗拾って栽培してみたら
この年は残暑が長引いたので花壇と畑で各々1個だけ結実。
昨年(2011年)は、畑で栽培した方は採種しておいた種を播種、
花壇からは自然発芽したので回収して栽培。

花壇の方は行政の草取りのせいで絶えたが、こっちの系統から
F1種の親品種の「旭大和」系が発現、縞のない西瓜が出来た。
畑の方はラグビーボール型の縞ありが発現したので、
「甘いが皮が薄く運搬に不適」な「旭大和」系に
「皮が丈夫で運搬に耐える」品種を掛け合わせて作られた
F1種からうまく分離したことになる。

これらは本来、親と同じ子が出来る「固定種」なのだが、
昨年は混植したので交雑した可能性が高く、
事実「旭大和」から採種した種に形状(長さ)の違いがある。
イメージ 1
上、中が「旭大和」から、下がもう一方から取った種。
もう一方の種が長いんだから交雑種も長くなるんジャマイカ
ということは、短い(丸い)のが「旭大和」なんじゃなイカ
…と推測して、火曜夜に丸いのを選って水に漬けた奴を
再度選別して、丸くないのをハネた。

今年は「旭大和」だけ栽培することで交雑のない種を取るのが目標。

接いでない自根苗は連作障害が起きる、といわれてるのだが、
何連作で明確な障害が出るか? 最悪は客土するとして、施肥や
休耕期の管理、コンパニオンプランツ等の対策
で連作障害を回避する方法は無いか? といった
研究もあるので、少し多めに苗を作ってみたい。

昨年は出来た端から西瓜が好物だった母方の祖母の仏前に供えられ
栽培地の住人である父方の伯父達の目に触れてさえいなかったので
「去年の西瓜は出来たんかいの?」と馬鹿にされて口惜しいっ…でも(ry
な状況に陥ったので、今年は喰らわせてやるという目的もある。

連作障害のことを考えると、むやみやたらに規模拡大すると次作に困るが
この御時世のおかげで地面は余ってるから何とかなるだろう、多分。