百姓作業記録@はてな

週末百姓の作業記録

2012年11月10日の作業記録その1

今日は月イチの通院日なので、1030時に漸く現地着。
小一時間で出来る事か…良い機会だし、アレをやっつけよう。
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前から気になってた斜面の草刈。ビフォー
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アフター。所要時間30分で大雑把に。
刈り草を片付けてないから成果がよく判らんのだが。
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別の角度から見れば多少は判るかな?
これで桜の木が藪に沈むのを防げた。

田に面した山際は「さんばく」とされ、ここに生えた木は
田の影になるから切る(立ち木として保護されない)という
風習があるようで、ここも20余年前に伯父1号が切った。

その際に、挿し木したら活着した桜(ソメイヨシノ)が大きく育って
やり場に困ってたので植えさせて貰ったのだが、その後
草刈をしなかったら、松が生えて山に還り掛け、埋没して枯死寸前だった
桜の救出と、薪の確保の為に桜の周りを切り開いたのが3年前。
2年前はその東側を伐採して薪を作った。その後何度かは
草を刈った筈だが、ここ1年ばかり放置してたら切り株から芽生えた木が
それなりの太さに育ってたので、この度刈ることにした。

草刈機の刃がチップソーなんで、丸鋸宜しくバリバリ切れる。
個人専用機もあることだし、今後はもう少し頻繁に刈りたいものだ。
あと斜面が滑るんでスパイクが要るな。↓こんなの

セフティ3・ふんばるくん・KB-7-園芸機器・刈払機・刈払補助具
DIYツールの藤原産業株式会社
http://www.fujiwarasangyo-markeweb.com/p-html/syohin/4977292642378.html

「さんばく」に関してググってみると、『福井県史』に記述があった。
通史編3 近世一 第三章 近世の村と浦 第三節 山方の村々 三 山の利用 さんばく
http://www.archives.pref.fukui.jp/fukui/07/kenshi/T3/T3-3-01-03-03-04.htm
この記述では「入会地」の入会山のように思える。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E4%BC%9A%E5%9C%B0
土地所有者が立ち木の権利を声高に主張せず、伐採に際しては
伐採した者が伐採物の使用権を得るという雰囲気だと解釈すると、
入会山としての性格もあるんだろうか?

伯父らの会話を聞いてると、伸びてると恥ずかしいものだから
たまには綺麗にするという、無駄毛処理的なものかと思ってた(w
材木として高く売れる木なら兎も角、勝手に生えた雑木なんぞ
「切ったら片付けとけ、放置は許さんぞ」程度の扱いなもんで。

ウチがここを切ったのが契機になったのか否か、その後に
伯父ズがつるんで切ったり、別の家が業者を雇って切らせたり、
従兄が休耕田ごと重機でなぎ倒したりと「さんばく」の
伐採ブームが来たような。