百姓作業記録@はてな

週末百姓の作業記録

種子保存容器の通気性に関する覚え書き

左のカレンダーの日付を横一列埋めるのも一興
…という動機が全く無いかと言われると嘘になるが
「種子は呼吸するから密閉容器はダメ」
「紙袋に保存するのが最強」などと言われているが
その辺ホントはどうなのよ? と調べてみた。

CiNii 論文 - 種子の長期貯蔵と包装に関する研究
第2報 貯蔵容器と封入物の種類の違いが種子の発芽におよぼす影響
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006440739
絶滅危惧植物種子の収集・保存等に関するマニュアル - 環境省
http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/1_intro/pdf/rdb-03.pdf
自家採種で在来野菜を守ろう ~方法と利用~|みんなの農業広場
http://www.jeinou.com/technology/2011/04/28/093500.html

凄く大雑把に言うと、最初の論文の抄録読むと大体事足りる(w

1:5%程度の含水率に乾燥させれば種子の寿命が延びる
2:乾燥種子なら密閉容器が良く、紙袋では外の湿気を吸うのでNG
3:密閉容器に吸湿剤(シリカゲル)の併用が最強
4:低温に耐える種子なら、更に冷凍・冷蔵でドン

基本的に毎年更新の予定だから、適当に乾燥させた種子を
鼻紙に包んで転がしておいても発芽率は問題ないのだろうが、
シリカゲル併用でPETボトル」なら、意外に悪くないのかな?