百姓作業記録@はてな

週末百姓の作業記録

アブラナ科の交雑に関する覚え書き

「伊予緋蕪」の種取りの為に水菜を自宅に隔離したが
よく考えたら、自宅にはハボタン(葉牡丹)があるなぁ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3
菜花が咲くんでアブラナ科だろうと思ったらビンゴ。
キャベツかケールの変種らしいのでキャベツに準じて考えよう。

交雑し易いアブラナ科においても交雑しない組み合わせがあるというネタを
何処かで見た様な気がしてて探し直したら「現代農業」だった。

月刊 現代農業2011年2月号 タネは自家採種を繰り返すほど力を発揮する
http://www.ruralnet.or.jp/gn/201102/jika.htm
コマツナ、ミズナ、カブ、ハクサイなどは互いに交雑しますが、
>これらはキャベツやブロッコリーカラシナとは交雑しません

これは染色体数の同異で説明出来るようで。

野菜の種採り - おいしい野菜が食べたい!でも奥華子の音楽も好き
http://plaza.rakuten.co.jp/606060/10000/
自家採種の方法、自家採種禁止の野菜の種類 | 週末ファーマーによる自然農の野菜栽培
http://naturefarm.iti5.net/?eid=89

小松菜、水菜、蕪、白菜は染色体数10で互いに交雑するが、
キャベツ、ブロッコリーは染色体数9、からし菜は染色体数18なので
染色体数10の作物とは交雑しない。

今年の組み合わせの蕪、大根、水菜、ハボタン(キャベツ)だと、
蕪×水菜がデキちゃうので要・隔離で、水菜×ハボタンはおk。
蕪×大根も大丈夫だが、念の為大根を採種する場合は「新畑」に
隔離して栽培する腹積もりなんで、これもおk。
偶然ではあるが、水菜を隔離したのは妙手だったようで。